この記事の要約
・いびきは「音」ではなく、気道が狭くなることで起きる現象
・いびきの原因は体質だけでなく、生活習慣や寝方にもある
・原因を知ることが、適切な対策や判断につながる
いびきとは?なぜ音が出るのか
いびきは、睡眠中の呼吸で空気の通り道が狭くなり、
その振動によって音が発生する現象です。
本人は自覚しにくいものの、
- 家族やパートナーに指摘される
- 出張や旅行で気になる
といった形で問題になることが少なくありません。
いびきが発生する基本的なメカニズム
眠ると、起きている時よりも全身の筋肉が緩みます。
舌・喉・軟口蓋(のどの奥の柔らかい部分)も例外ではありません。
これらが緩むことで気道が狭くなり、
そこを空気が通る際に粘膜が振動すると、いびきの音が出ます。
いびきの音が大きくなる理由
気道の狭まりが強いほど、
空気の流れが乱れ、振動も大きくなります。
- 呼吸が深くなる
- 吸い込む力が強くなる
といった条件が重なると、音はいびきとして目立ちやすくなります。
いびきの主な原因【身体的要因】
いびきの原因は、体の構造や状態と深く関係しています。
舌や喉の筋肉が緩むことによる気道の狭まり
睡眠中、舌の筋肉が緩むと、
舌が喉の奥に落ち込みやすくなります。
これにより空気の通り道が狭くなり、
いびきが発生しやすくなります。
鼻づまり・鼻腔の構造的問題
鼻づまりがあると、口呼吸になりやすくなります。
口呼吸は気道が不安定になり、いびきの原因になります。
また、鼻腔の形状によって空気が通りにくい場合も、
慢性的ないびきにつながることがあります。
扁桃腺やアデノイドの肥大
喉の奥にある扁桃腺やアデノイドが大きいと、
気道が物理的に狭くなります。
特に、風邪を引きやすい人や炎症が続いている場合は、
いびきが出やすくなる傾向があります。
顎の形・骨格による影響
顎が小さい、または後方に引っ込んでいる場合、
舌が後ろに落ちやすくなります。
これは体質的な要因であり、
生活習慣とは別に影響するケースもあります。
生活習慣が引き起こすいびきの原因
いびきは、日々の過ごし方とも密接に関係しています。
アルコール摂取による筋肉の弛緩
アルコールは筋肉を緩める作用があります。
就寝前に飲酒すると、喉や舌の筋肉も必要以上に緩みやすくなります。
結果として、
いびきが出やすく、音も大きくなる傾向があります。
睡眠不足や疲労の蓄積
疲労が溜まっていると、
睡眠中の筋肉の緩みが強くなりやすいとされています。
忙しい時期に限っていびきが悪化する場合は、
睡眠不足や疲労が影響している可能性があります。
喫煙による気道の炎症
喫煙は、喉や気道の粘膜に刺激を与え、
炎症や腫れを引き起こしやすくします。
これにより気道が狭くなり、
いびきの原因になることがあります。
寝る直前の食事習慣
寝る直前に食事をすると、
胃の圧迫や消化活動の影響で呼吸が浅くなりやすくなります。
結果として、
呼吸が乱れ、いびきが出やすくなるケースがあります。
寝方・睡眠環境が原因のいびき
体の向きや環境も、いびきに影響します。
仰向け寝による舌の沈下
仰向けで寝ると、
重力の影響で舌が喉の奥に落ちやすくなります。
横向きに寝ることで、
いびきが軽減される人も少なくありません。
枕の高さが合っていない場合
枕が高すぎたり低すぎたりすると、
首の角度が不自然になり、気道が狭くなります。
合わない枕は、
知らないうちにいびきを悪化させていることがあります。
寝室の乾燥や空気環境
空気が乾燥すると、
喉や鼻の粘膜が刺激されやすくなります。
これにより、
呼吸時の振動が大きくなり、いびきが出やすくなります。
年齢・性別によるいびきの原因の違い
男性にいびきが多い理由
一般的に、いびきは女性より男性に多い傾向があります。
これは、
- 筋肉量や体格
- 首周りの脂肪の付き方
などが影響すると考えられています。
MEN’s Fitの読者層でも、
「若い頃は言われなかったのに、最近指摘されるようになった」
という声は少なくありません。
加齢によっていびきが増える仕組み
年齢とともに、
筋肉の張りや弾力は少しずつ低下します。
喉周りの筋肉も例外ではなく、
その変化がいびきとして表れやすくなります。
いびきと病気の関係性
睡眠時無呼吸症候群との関係
いびきは、
睡眠時無呼吸症候群のサインとして現れることがあります。
ただし、
いびきをかく=必ず病気というわけではありません。
ここでは詳細な診断や治療の話は行いません。
いびきが危険なサインになるケース
- 呼吸が止まっていると指摘される
- 日中の強い眠気が続く
- 朝起きた時の頭痛が多い
こうした場合は、
専門家への相談を検討する目安になります。
いびきの原因をセルフチェックする方法
自分で確認できる身体・生活習慣チェック
- 仰向けで寝ることが多い
- 寝る前にお酒を飲む習慣がある
- 最近体重が増えてきた
- 慢性的な鼻づまりがある
複数当てはまる場合、
生活習慣が影響している可能性があります。
周囲から指摘されやすい危険サイン
- いびきが急に大きくなった
- 呼吸が止まると言われた
- 毎晩のように指摘される
本人が気づかないケースも多いため、
周囲の声は重要な判断材料になります。
いびきの原因を正しく知ることが重要な理由
原因を誤解したまま対策すると改善しない理由
いびき対策は、
原因によって方向性が異なります。
原因を理解せずに対策をすると、
効果を感じにくい場合があります。
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いびきの原因が分かったら、
次は「どう改善するか」を考える段階です。
下記もご参考ください。
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